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検査

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超音波(エコー)検査

※超音波(エコー)検査は予約検査です。
※当院での超音波(エコー)検査は心臓中心の検査となります。

超音波(エコー)検査は、超音波を対象物に当ててその反響を映像化する画像検査法です。

超音波の性質

超音波は、液体・固体がよく伝わり、気体は伝わりにくい性質があります。ただし、肺・消化管の描出能力は低く、骨も表面での反射が強いため描出は出来ません。

抽出されない臓器

  • 肺:空気があるため。
  • 消化管:ガスがあるため。
  • 骨:表面での反射が強いため。

ASV療法

ASVは新しいタイプのマスク式陽圧人工呼吸器で、近年、心不全患者さんによく用いられるようになりました。
お薬など他の治療法を行ってもなかなか症状の改善がみられない方や、入退院を繰り返す方の心臓の負担を軽くしたり、楽に呼吸が出来るようにする目的で、多くの方がご自宅で使用されています。

24時間(ホルター)心電図

※24時間(ホルター)心電図は予約検査です。

ホルター心電図検査機器とは、携帯式の心電図検査機器のことです。夜や早朝に多く見られる不整脈と冠動脈の痙攣は、短時間検査では診断がつかないため、身に着けて長時間記録するためにあります。

血圧脈波検査

寝台に横になり、カフや電極などをからだに取りつけて測定します。

検査目的

血管の硬さやつまり具合を調べます。
動脈硬化のスクリーニングとして行われます。

検査でわかる病気

●糖尿病
●高血圧症
●脂質異常症
●冠動脈疾患
●頸動脈疾患
●睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの疑い

HbA1c(ヘモグロビンA1c)迅速検査

HbA1cとは

Hb(ヘモグロビン)が血糖と結びついたもので、だいたい過去1~2か月の間の血糖値の平均を反映しています。血糖値のように食前、食後・運動前後などでの影響は受けません。

検査目的

血糖のコントロール状態を確認したり、糖尿病の診断・適切な投薬を行うため。

検査の特徴

当院では、指先の血液1滴程度で測定が可能です。
約3分で結果がでます。

PT-INR(プロトロンビン時間)迅速検査

心房細動や人工心臓弁を用いた手術が原因で血栓ができやすい状態のときに、血液を固まりにくくするワルファリン製剤が処方されることがあります。ワルファリン製剤は他の薬剤や食物との相互作用が報告されており、投与量の調整のため、定期的に血液凝固能を測るPT-INR(プロトロンビン時間)を測定する必要があります。

検査目的

ワルファリン製剤の投薬量調整のため。

検査の特徴

当院では、指先の血液1滴程度で測定が可能です。
約1分で結果がでます。

睡眠時無呼吸

レントゲン検査

肺や心臓、大血管の様子を確認します。
体内を通り抜けるX線画像の濃淡により判別します。

心電図

安静時心電図は、ベッドに横になり安静にした状態で検査します。この検査では、不整脈をはじめ、心筋梗塞や心筋炎など心筋そのものの変化や、心臓をとりまく心外膜の病気、心臓に影響をおよぼす薬の効果・副作用などが分かります。ただし、安静時の心電図だけで不整脈のすべでが分かるわけではありません。

検査時の注意事項

緊張してからだに力が入っていると、正確な心電図が記録できません。できるだけ力を抜き、リラックスした状態で検査を受けましょう。

肺機能検査

検査目的

肺の容積や換気機能*を調べ、肺の状態を検査します。
*喚気機能:空気を出し入れする機能

検査でわかる病気

●肺結核 ●肺線維症 ●気管支喘息 ●気管支拡張症 ●肺気腫  ●慢性の呼吸器疾患 など

検査を必要とする症状

●息切れ ●咳が出る ●痰が出る など

検査内容

検査方法 検査内容
肺機能の検査方法1
肺活量の測定

鼻をノーズクリップで止め、呼吸管を接続したマウスピースを口にくわえる。

一度大きく息を吐き(最大呼気)、次に大きく息をすい(最大吸気)、さらに大きく息を吐きます(肺活量)。

これを2~3回繰り返します。

肺機能の検査方法2
努力性肺活量・1秒量の測定

静かな呼吸を2~3回したのち、大きく息を吸い、一気に強い息を全部吐きます (努力性肺活量)。

呼吸量はグラフに表れ、1秒間の呼吸量を測り(1秒量)、呼気率を計算します(1秒率)。

検査内容まとめ

●肺活量 ●%肺活量 ●努力性肺活量
●1秒量●1秒率 ●1回換気量 ●残気量

基準値

基準の範囲より多すぎても少なすぎてもいけません。
※ただし、年齢・性別・身長などによって基準値は異なります。

検査結果の判定

%肺活量が80%未満 肺結核、肺線維症 など
(肺の空気を入れる容量が少なくなる拘束性肺機能障害)
1秒率が70%未満 気管支喘息、気管支拡張症 など
(空気の通り道が狭くなる閉塞性肺機能障害)
%肺活量、1秒率がともに低い数値 肺気腫
(混合性換気障害)

異常がある場合、さらに精密検査を行います。
(胸部X線検査、胸部CT検査、動脈血ガス分析、血液検査など)

血液検査

検査目的

血液の異常や病気を調べます。
血液自体の異常や病気を調べるため、血液細胞の形や量、止血のはたらきを調べるのが血液一般検査です。

検査でわかること

●鉄欠乏性貧血 ●溶血貧血 ●再生不良貧血 ●慢性出血性貧血 ●白血病 ●多血症 ほか

禁煙外来

以下の項目より、5つ以上当てはまるとニコチン依存症と判定されます。

  • 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
  • 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
  • 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
  • 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
    (イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
  • 4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
  • 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
  • タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても吸うことがありましたか。
  • タバコのために自分に精神的問題*が起きているとわかっていても吸うことがありましたか。
  • 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
  • タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
    ※禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、禁煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。

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